一つの学びに時間とコストをかけすぎるな

今の仕事の給料が低い、手に職を身につけたい、夢を叶えたい…

そういった理由で、社会人になってから、専門学校や大学で学び直しをする人もいますが、一度立ち止まってみてほしいです。

知り合いで、国家資格をとるための専門学校に数百万円のローンで入学し、その後、自身の病気が原因で退学せざるを得なくなり、国家資格もとれなければ、借金だけが残ってしまった方がいました。

また、MBA(経営学修士号)をとるために海外に留学し、MBAもとれなければ、その後の就職にも失敗した人、MBAはとれたけど、特に経営に関わるような職業につけなければ、前職よりキャリアアップすらしていない人も…

もちろん、社会で働いている中で、自分の課題や適性が明確になり、それに関わる学問を学ぶ、資格を身につける…ことは賛成です。

しかし、人によっては、
「MBAをとってれば箔がついて高い給料がもらえる」
「資格をとってれば食いっぱぐれない」

という理由で漠然と大学や専門学校に入り、収入もない数年間、数ヶ月を過ごす人がいます。

その後、仮にその資格を活かして就職できたとしても、

身体を壊してしまった
その職業が自分のライフスタイルに合ってなかった
職場の人間関係で苦労した
そもそも向いてなかった

という理由で辞めることになるリスクもあります。

また、時代の変化は激しいです。あなたが「どの資格が儲かるか?」「どの仕事が私に向いているか?」など考えているうちにも変わっていますし、あなたが専門学校に通っている数年間、数ヶ月の間にも変わっているのです。

過激なことをいえば、専門学校出る頃には「あっその資格もういりません。ボタン一つでできるようになったので」と言われてしまうかもしれません。

なにかを始めるなら「まず資格」「まず学校」と思わずに、小さく始められることはないか考えてみてください。

また、何かを学ぶことを大きな塊(一つの資格、専門学校での学び)で考えること以前に、日々学びチャレンジできる体制を整えることが大切です。

専門学校はプロに出会えたが、そこまでいく必要はない

「その学校に入らないと国家資格がもらえない」以外の学校は、他に手立てがないかまず考えてみましょう。

私自身も大学卒業後、「映画監督になりたい」と映画やシナリオの専門学校に入ったり、マクロビにハマってマクロビの学校に入ったり、学校関係には散財しました。(全て資格系ではないですが)

専門学校にいったおかげで、その世界の人と出会えた点は良かったかなとは思います。そこで出会った監督やディレクターさんに誘ってもらって助監督なれたので。ただ、知り合いの中でも助監督で誘ってもらったのは、私一人だけでした。(紅一点で目立ったのもあるのでしょう)そのため、実は出会いという点でも全くお勧めできません。

当時は、まだmixi、YouTubeが出始めたばかり。スマホやSNSもなかったので、もしかしたら出会いにそこまでコストをかける必要があったかもしれませんが、今だったらYouTubeで発信してアピールする、Webでの講座を受けてみる、オンラインサロンに入るなど、別の方法がいくらでもあります。

そもそも、その当時も様々な賞に応募するなどの方法もあったので、そんな根性もなく専門学校に入る時点で、心構えや適性も推しはかれたと思っています。私は、せっかく始めた助監督の仕事は、先ほど紹介したような理由で、辞めてしまいました。

映画監督やシナリオライター、作家等を目指しているならまず、動画を作ってみる、シナリオを一本書き上げてみる、ブログを毎日書いてみる…などを闇雲でもいいのでやってみてください。

それすら出来なかった場合、学校で学んでも最後まで仕上げる基礎体力すらない(シナリオ教室は最後まで続く人は10分の1くらいでした)と思うので、別の道を探しましょう。

お金がないけど手に職をつけたい人は職業訓練に行こう

お金がない…けど、やっぱり手に職をつけたい人はハローワークに行って職業訓練を申し込んでください。

ローンを組んでの専門学校は無茶苦茶リスキーです。

なぜなら、専門学校で資格をとってもその仕事が向いてないこともあります。最初に書いた知り合いのように病気になってしまうことだってあるでしょう。

また仮に、思った通りの職業に就職して仕事を続けられたとしても、そもそもの給料が低い職業も沢山あります。ローンを返すだけで大変で貯金ができずに苦労することが考えられます。

一方、職業訓練は、(今はハロートレーニングとも言うそうです)失業保険をもらっていない人向けの訓練もあり、無料で(条件が合ったらお金をもらいながら)学校に通えます。

聞いたことのないような資格は習いごとだと思え

カリスマ〇〇のオンラインサロン、協会、資格などは有益なものもあるんだろうな…とは思います。

しかし、基本的に聞いたこともないような資格の講座を受けたりするのは、お金に余裕があるときに、習いごとに行ったつもりで楽しむといいと思います。

そこでの学びを仕事にしようと思うのは、かなり大変です。カリスマ先生と同じようにカリスマ性がある人がその資格を活かした講座を成功させることがあるかもしれませんが、自分が同じようになれるとは限りません。

オンラインサロンなどは、自分と同じような価値観の人と出会い高めあえる場としては機能してると思います。

友人が勝間塾のコミュニティの女性たちとお付き合いがあるのですが、皆さん、勝間和代さんと同じように有能でパワフルな方達だそうです。

有能でパワフルな女性が自分と同レベルの方達に会える機会は、なかなかないと思います。自分と合わない人たちの飲み会に行くのに比べたら、オンラインサロンや勉強会などのコミュニティへの出費は有益だといえます。

低コストで学び続けられる体制を作ろう

学びは資格を取ることだけではありません。

自分の仕事の技術的な学びだけでなく、「考え方」「コミュニケーション」「健康」「マネーリテラシー」など、それを学ぶことで、生活の質が上がったり、収入が上がったりするものもあります。

また、資格をとったり、職業訓練に行ったとしても、学び続ける必要があります。

私は、Webデザインの職業訓練を受講したことがあります。ただ、そこでの学びだけで仕事になったかといったら全然足りませんでした。何しろWebの世界の変化は激しいので、クラスで「こんな技術がある」と感度の高い子達だけで話題になっていたような(もちろん職業訓練では習わなかった)ものが半年後にはスタンダードになっていた…なんてこともありました。

新しい情報はSNSやYouTubeでも仕入れることができます。

例えば、有名ブロガーのひとり、ヒトデさんはこんなことを言ってます。

少なくても、ブログについては無料で学べることがわかりますよね。

情報商材も有料noteも必要ないってことです。

体型的に俯瞰的に学ぶには本がおすすめです。お金をかけたくない方は図書館に通うのもいいと思います。

新しい学びはインプットだけでなくアウトプットすることや実践することも大切です。

Facebookや Instagram、TwitterなどのSNSで発信することもいいと思います。

私自身はSNSの投稿はあんまり得意ではなかったので、このサイトを開設して読書会を続けてます。ちなみに私も基本無料で続けてます。

自分なりの方法で学びとチャレンジを繰り返していくようにしてみてください。

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