ガーバーオンライン読書会は、経営者や起業家を対象とした月1回の読書会グループです。「はじめの一歩を踏み出そう」(マイケル E ガーバー)の読書会を行っています。
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今回は第4回の内容について報告します。
『はじめの一歩を踏み出そう』によると、事業家のなかには、「起業家」「マネージャー」「職人」の三つの人格があると言います。
今回は、職人のフェーズについて読みました。
新しく事業を始める人の多くは、その業界で「職人」や「マネージャー」として活躍してきた人が多いと思います。
その仕事に関わっている中で「私なら、もっと面白くできるのは?」「もっと画期的なものを開発できるはず…」とアイディアが思いつき、独立する人も多いでしょう。最初は「起業家」の情熱でウキウキしていることと思います。
しかし、「開発の遅れ」「従業員の退職」「資金難」など、苦労が重なり、新しいことにチャレンジするより、現状でおこなえるビジネスの受注仕事を増やし始めます。気がつくと、「起業家」の情熱は消え、「マネージャー」「職人」として目の前の仕事を回すことに必死になってしまいます。
今回は、「職人」について読みました。
「(…)やるべき仕事がわかっていて、その方法もわかっているからすぐに仕事にとりかかろうとしてしまうんだ。職人から見れば、事業はたくさんの仕事が組み合わされたものに過ぎないから、一つずつ解決していこうとしてしまうんだろうね。」
引用:『はじめの一歩を踏み出そう』
「職人」の立場が居心地がいい人も多いです。しかし、新しく事業を始めたのなら、自らがその仕事を抱え込むような「職人」という人格だけではダメなのです。ガーバーは本書の中で、「職人」でいたいのなら起業をやめるべきだと書いています。
「(…)起業の目的は、仕事から解放されて、他の人たちのために仕事をつくりだしてあげることなんだよ」
引用:『はじめの一歩を踏み出そう』
「他の人たちのために仕事をつくりだす」話から、読書会では、コミュニティ作りやWebサービスの話に発展しました。ホリエモンの「TERIYAKI」や「クックパッド」などは、沢山の人が投稿することで成り立っています。「実は、発信したがっている人が多い」
新しく事業を始めるときに、自らが行うことばかりにフォーカスするのではなく「やりたい人を支える」視点があると良いねという話になり今回の読書会は終わりました。
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