ガーバーオンライン読書会は「はじめの一歩を踏み出そう」を約1年半かけて読み、1期目が終了しました。
2020年春から2期目がスタート。1期目からの継続メンバーと新たなメンバー1名を迎え、5名で始まった今回は、D・カーネギーの『人を動かす』も読むことが決定しました。
『人を動かす』D・カーネギー
PART1:人を動かす三原則
- 盗人にも五分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身をおく
『初めの一歩を踏み出そう』マイケル・E・ガーバー
PART1 :失敗の原因を知る
1、起業家の神話
次回までの宿題
『人を動かす』はPART2を読む(大石が要約予定)
初めの一歩を踏み出そうはp24〜32を読む
レポート①:感謝の言葉

『人を動かす』を読んで
(ライター:純子)
深い思いやりから出る感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごす
──これが、友をつくり、人を動かす秘訣
『人を動かす』D・カーネギー
人に賛辞を与えることは、なかなかに難しい。相手が期待に応えてくれたこと、相手が自分よりも優れていると思ったことを賛辞にしても、相手の心に響かない。それは、的外れの誉め言葉かお世辞だからだ。同様に、おそらく、AIに賛辞されて心から嬉しいと思える人はいないだろう。
また、相手の気持ちを慮れば「響く賛辞」が出てくるとも思えない。自分と相手は、これまで過ごしてきた時間も場所も体験も、感じ方も違うのだから。
せいぜい自分にできることは、自分が驚嘆、感動した場面をできるだけ鮮やかに切り取り、自分の気持をのせて相手に伝えることかもしれない。
さらには、過去の出来事よりも、未来の可能性を称賛されたほうが心地よいのではないだろうか。究極の賛辞は、「何の条件もいらない、あなたが生きている、それだけで素晴らしい」というものだろう。それを心底から言える人に、私ならついていきたい。
まずは感謝と想像力を発揮し、日常のなかにある驚嘆、感動の場面を見つけることからはじめ、やがて無条件の愛につながっていこう。
レポート②:人を動かす三原則

『人を動かす』を読んで
(ライター:ピギー)
①批判も非難もしない。苦情もいわない。
②率直で、誠実な評価を与える。
③誠実な関心を寄せる。
私自身の話をすると、20歳代の中盤くらいまで非常に批判的な人間でした。
「〜がダメ」
「〜するべきだった」
などの発言ばかり。そうやって批判することが自分の賢さの証明だと思っていたような気もする。恥ずかしながら。
全く仕事ができない自分に直面したとき、プロジェクトがうまく進まなかったとき…徐々に、そんな自分の性格をまずいと思い始めました。
批判が呼びおこす怒りは、従業員や家族・友人の意欲を削ぐだけで、批判の対象とした状態は少しも改善されない。
『人を動かす』D・カーネギー
そして批判的な性格を改善しようと心がけるようになったのです。(とはいえ、仕事の中だけであり、家族とは、お互いの批判合戦を繰り広げることがしばしばあります。)
そのため、100%とは言えなくても、三原則の①〜②はなんとなく出来ているかな?と感じています。②に関しても、「●●さんのアイディアです」とか「●●さんが、〜してくれたおかげで」などは意識して言うようにしています。
もともと批判的な性格だった自分が、その状態に陥らないために気持ちをプラスの方向に持って行くためでもあります。
ただし、「③誠実な関心を寄せる。」の部分は意識してこれなかった気がしました。
だから、人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。これを忘れては、人を動かすことはおぼつかない。たとえば、自分の息子にたばこを吸わせたくないと思えば、説教はいけない。自分の希望を述べることもいけない。たばこを吸うものは野球の選手になりたくてもなれず、百メートル競争に勝ちたくても勝てないということを説明してやるのだ。
『人を動かす』D・カーネギー
人に動いてもらいたいと思ったら、その相手が関心を持つような、相手が「利益になる」と思うような頼み方をすることを心がけたいと思います。
レポート③:スモールビジネスとは

『はじめの一歩を踏み出そう』を読んで
(ライター:緑茶)
「はじめの一歩を踏み出そう」は、スモールビジネスの経営者を対象にしている本です。
私は、「スモールビジネス」を、個人or 家族経営の会社ぐらいの解釈で読み進めていました。今回の読書会で、参加者から、この本での、スモールビジネスの定義は、 「イノベーションがあるわけではなく、誰でも立ち上げられる内容のビジネス」であり、この本は、そんな代わり映えしないビジネスでも、どうやって成功の確率を高められるのかをテーマにしていると説明をいただきました。
この説明を聞き、過去に読んだ時とは、また違った角度でこの本を読めるような気がして、今から、この本を読み進めていくのが大変楽しみになりました。
また、気持ちの面で、起業や新規ビジネスへのハードルが下がった思いもしました。
これからも、読書会では、自分が気づいていなかった、他の方の解釈が加わり、より多面的に、本を読むことが出来るようになることを期待しています。そうすると、この本の内容が、自分の会社経営に、さらに活かしやすくなると思っています。
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