ガーバーオンライン読書会(season2-2)

ガーバーオンライン読書会は「はじめの一歩を踏み出そう」を約1年半かけて読み、1期目が終了しました。

2020年春から2期目がスタート。1期目からの継続メンバーと新たなメンバー1名を迎え、5名で始まった今回は、D・カーネギーの『人を動かす』も読むことが決定しました。

今回読んだ範囲

『人を動かす』D・カーネギー

PART2:人に好かれる六原則

  1. 誠実な関心を寄せる
  2. 笑顔を忘れない
  3. 名前を覚える
  4. 聞き手にまわる
  5. 関心のありかを見ぬく
  6. 心からほめる

『初めの一歩を踏み出そう』マイケル・E・ガーバー

PART1 :失敗の原因を知る

2、「起業家」「マネージャー」「職人」−3つの人格

次回までの宿題

『人を動かす』はPART3を読む(林が要約予定)

レポート①:最高のサービスを提供しようとして自分のキャパシティを超える

『はじめの一歩を踏み出そう』を読んで
(ライター:林 園枝)

「ついに仕事量があなたの限界を超えるようになったのだ。いくら頑張っても仕事量に追いつかなくなってきた。でも、顧客はこれまでと同じように、最高の仕事をしてくれるものだと思っている。あなたはもう限界だ!」

時に、最高のサービスを提供しようとして自分のキャパシティを超える設定をしてしまうことがある。参入障壁の高いビジネス、成熟したビジネスに飛び込むときなら特にそうだ。

例えば、コンサルティングサービスの特典に、定型化されていない詳細な診断シートを作成し、後日に届けること。あるいは、付帯サービスとして、顧客に代わり助成金の申請書を作成することなど。私の中の「起業家」と「職人」が手を組み、「管理者」を脇に置いて進んでしまった時だった。

顧客が少ないうちは何とか供給でき、顧客にも喜んで頂けたが、やがて限界を超え、楽しかった仕事が楽しくなくなり、持続可能性を失ってしまった。

大企業であれば、ブラック企業といわれるのだろう。その状況を、自分で作り出してしまうことに驚いた。

商品・サービスの卓越性は譲れない。しかし、それを提供可能な範囲に絞り込み、安定品質で負荷なく実行する仕組みを持っていなければならない。そして、その商品・サービスを必要とする人がいて、はじめて事業が成り立つのだということを痛感した。

起業家に必要な三つの人格は、「起業家」「管理者」「職人」だとガーバーは語る。理想を描き、未知の分野に取り組む「経営者」、課題発見と分析、計画に携わる「管理者」、専門分野のスキルを有し、時には個性を生かして実務をまわすことに幸せを感じる「職人」だ。

この三者のバランスがとれたとき、起業家は驚くような能力を発揮するという。この三者の強い面をより強化し、弱い人格を一層高めてバランスよく発展させることの大切さを、ガーバーに教えてもらったと思う。

業務の計量化と仕組み化、選択と集中というクールさをもっているからこそ、人々に喜ばれる重要なことを成し遂げたいという情熱が発揮できるのだ。

レポート②:3つの人格…その後

『はじめの一歩を踏み出そう』を読んで
(ライター:おねま)

奇妙に聞こえるかもしれないが、私は事業を立ち上げようとする人はみんな三重人格者だと思っている。「起業家」「マネージャー(管理者)」「職人の三つの人格を持っていて、どの人格も主役になりたくてウズウズしている。

はじめの一歩を踏み出そうマイケル・E・ガーバー

1期の読書会で、「どの人格?」と聞かれたときに「起業家!」と答えて「むしろマネージャー的な役割求められてるんじゃない?」と言われて、「なるほど……」と思った経験があります。

その後、「今、私はどんな人格で働いている?」ということをよく考えるようになりました。例えば、エクセルで資料を作って「上手にできたな…」と嬉しくなるときは職人、便利なツールを導入して仕事を効率的にしたときはマネージャー、「それをAIで実現するとしたら、何ができる?」と将来のことを考えるときは起業家……

まだまだ、そのバランスは上手くなくって、「あっ今はマネージャー的な動き求められてた?」とか後悔することもしばしばあります。

※今は、「スピーカー」という4つ目の人格がプラスされたとか…。最近の若い起業家さんはSNSの発信などが上手くって、言葉によって他の人を巻き込む力がある人も多いですよね。

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