【積ん読解消】『NEW POWER』初参戦!

「積ん読解消クラブ」の読書会が行われました。
今回の参加者は3名。
一人はカフェからの参加でした。

初めての上、未読での参戦だったので、

「どんな質問がくるか?」
「答えられるか?」

ドキドキしましたが、
全く方向性の違う三冊の本が集まり
興味深い話も聞けて面白い会になりました。

本日の三冊
  • 『風の口笛―メルヘン作者の人生はメルヘン』やなせ たかし (著)
  • 『10倍速く書ける 超スピード文章術』上阪 徹 (著)
  • 『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』
    ジェレミー・ハイマンズ (著), ヘンリー・ティムズ (著)

私が参戦した本『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』

『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』を選んだ理由は、「クラブルームというサイトに込めた想いに近いかな」という気持ちからです。
未読ですが…

「積ん読解消クラブ」では、最初にどうしてその本を選んだのか話します。
その後、数分間(5分〜7分程度)実際に読んでみます。

目次やプロローグなどを中心に読んで、本の全体像を掴んだら他のメンバーにシェア。

『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』では、

オールドパワー VS ニューパワー

の二つの力を対比しています。

本書で具体的な例で上がっていたのは、#MeToo運動。
女優達が有名映画プロデューサーをセクハラで告発したことをきっかけに、
世界中の女性が「#MeToo」とSNSに書いてセクハラを告発していった運動です。

オールドパワーの象徴が有名映画プロデューサー。
昔だったら、
そのプロデューサーをセクハラで「告発しても潰され、仕事を干されるだけだ」と泣き寝入りしていた可能性がありますが、
ニューパワーの時代になりつつある現在では権力のない人でもSNSで世界中に発信できるので、
横の繋がりも生まれやすく、オールドパワーよりも大きな力になり闘うことが可能になりました。

そのような流れは、コミュニティや企業活動にも変化を起こしています。
Webサービスは、ニューパワーの象徴。
専門家のセレクトではなく、
利用者同士で評価することで信用を獲得するウーバーやメルカリのようなサービスは、
ニューパワー的と言えます。

どんな質問がきた?

「積ん読解消クラブ」では、参加者が一人一人、自分の本の紹介をした後に
他のメンバーの本で興味をもったところや、その本で答えを見つけてほしい部分を質問します。

私は、
「オールドパワーは変わるべき?」
「オールドパワー的な企業は変わるにはどうすればいいの?」
というように、オールドパワーについての質問をもらいました。

けれど、制限時間内でバチっとくる答えはみつからず、

アイス・バケツ・チャレンジの成功について書かれた部分をシェアしました。

ナイキのスローガン「JUST DO IT.」のように完璧だったからではなく、世界中の人たちに行動のきっかけを与える、魅力ある文脈を生み出したからだ。それは、アイディアや情報の奔流の中に落とされた、どんな方向性や形にもなり得る、行動の青写真だった。

人に「やってみたい」と思わせる行動のきっかけを与えることが大切だそうです。

読書会の後に答えが見つかる?

読書会が終了してペラペラめくっていると、オールドパワーから転換したGEの例が載っていました。
GEはかつて人員削減をおこなって効率化していましたが、現在は、外部の会社や様々な人を巻き込んで新しい事業にチャレンジしたり、各地に散らばる人々が、モバイル端末を使用してリアルタイムに問題を解決できる仕組みを作ったそうです。
その他にも様々な例が載っていて、単純にニューパワーを取り入れるだけでなく、オールドパワー的なものも活かしている例もありました。

『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』について詳しく読んでみようと思ったと同時に、他の参加者の方にも興味をもってもらえたので、あらためて読書会もしてみたいと思いました。
最後まで読んだら、内容を再びシェアしたいと思います。

他の本について

『風の口笛―メルヘン作者の人生はメルヘン』は、やなせたかしがメルヘン作家の人生について書いた本だそうです。
具体的なエピソードを一つ知りたいと話したところ、「あしながおじさん」の作者ジーン・ウェブスターについてお話ししてもらいました。「あしながおじさん」は有名な話で、私も子供の頃に読みましたが、作者については全く知りませんでした。読書会では「女性であることすら知らなかったね」という話しになりました。39歳のときに早世されたからかもしれません。

そんな彼女は、人を喜ばせることが好きで、「あしながおじさん」も「どうしたら人が喜んでくれるか?」という視点から書かれたそうです。自分が他の人にしてもらって嬉しいことではなく、人を喜ばせたいという視点が素敵だと思いました。

『10倍速く書ける 超スピード文章術』は、実は私も読んだことのある本でした。でも、記憶が曖昧なところもあり、あらためて考えられてよかったです。
この本で、何よりも大切だと言われていることは、上手くかけるかどうかよりも「素材」。

何も考えないでパソコンに向かって「さあどうしよう」と思うのではなく、あらかじめ素材を集めることに集中することが大切だそうです。

感想


今回の読書会では、時間内に答えがみつからなかった部分もありましたが、数分間集中して読んで、その結果をすぐにアウトプットすることってなかなか面白いです。

付箋を貼ったり、線をひいたり忘れないようにと必死になりました。普段、どれだけ漫然と読んでいるかって思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です