【積ん読解消】開催報告(2020年7月)

「積ん読解消クラブ」の読書会が行われました。
今回の参加者は5名。はじめての参加者もいました。今回も持ってきた本のジャンルはバラバラ…

1冊目『なぜ、時間を生かせないのか』

読んだ人:せな

フレーズメモ(覚えておきたいフレーズ)

・集中力を高めると時間の密度が変わる
・時間を区切る、締め切りを明確
・リラックス
・真剣勝負
・夢中

活かすこと(集中力を高める要素)

「時間と区切る、期限を決める」
15分これに取り組む。明日までに提出する。
それを宣言する。仕事だったら上司に。家庭だったら家族へ。

「リラックス」
深く「集中」するためにはその「集中」の前後に深く
「リラックス」しなければならない。
人間の精神は連続的な「集中」だけを繰り返していると
いずれその「集中」が続かなくなる。
「集中」が上手なプロは「リラックス」も上手。

「真剣勝負」
生放送に立った時、集中力が高まる。
私たちの日常ではクライアント様の前にたったときが「真剣勝負」
その時に集中力を高める時間になっていると自覚。

はる

 真剣勝負のとき、集中力も身につく。これは緊張する場面を増やすのもいいことだと思いました。

 私たちには「時間を有効活用したい」という気持ちがそもそもあるんだということ。
時間を有効活用するには、集中力が必要であり、集中力を高めるには、①時間を区切る②期限を設ける、それに加えて“リラックスする‘’ということが必要だということがとても印象的だった。
また、真剣勝負の場に身を置くことや夢中になることが集中力に繋がるのだということは、これからの仕事やプライベートにおいて充実した時間を過ごすためにも大きなヒントになった。

あかね

 集中力を高めると時間の密度が変わるという言葉が胸にぐさっと刺さった。最近は時間に追われるだけの日々を過ごしていた。一日の中で短時間だけでも密度の濃い時間を過ごしたい。

megumi

「真剣勝負」って思ったら確かに集中できそうに思えた

おねま

2冊目『ネットで「女性」に売る小さな会社でも実践できる!売上を伸ばすノウハウ』

読んだ人:あかね

【内容】
・プリンセスの物語は「本来の自分を取り戻す」物語
・世の中の商品やサービスは女性が本来の自分を取り戻すために魔法
・「運命の出会い」にトキメいて「衝動買い」するだけじゃなく、本来の目的を忘れることもある
・イメージに左右される
・世の中の多くの商品やサービスの多くは女性を対象にしている
・理想はお姫様
・自己満足かもしれないけど、自分を大切にしたい
・男性のように競争に打ち勝つことに喜びを感じるのではなく「本来の自分」でありたいという気持ちが強い
・「ピッタリ」くるものを探してる
・商品の価値=自分の価値

【感想】

自身が販売している商品の購入者がほぼ女性ということもあり、よりお客さまに購入の際に喜んでいただけるヒントを得るためにこの本を購入した。
本の中には女性の特徴がたくさん書いてあったが、私自身女性であり、私自身が買おうと思ってなかった商品をつい手にしたりした時のことを思い出すととても重なることが多かった。


もちろん、ひとくくりに「女性」とは言っても個別に見るといろんな方がいてそれぞれ違うのだが、それでも傾向というものがあり、その傾向を見極め、徹底して考えて実践していくことで、お客さまのワクワクした気持ちをより大きくしてお買い物を楽しい時間にしていけると感じた。
そして、私たちのお客さまをもっと見て知っていくことが同時に大事だと教えられた。

今回の本を読んで行動すること

前回の読書会で言っていたペルソナを作ったが、そこをもっと深掘りし、お客さまが喜ぶ施作案を出し、その中からひとつ以上実施する

 女性の特徴について学んだ。なるほどなぁと感じることばかり。
自分が女性に商品を提供するときのヒントになる内容がちりばめられている書籍。

せな

 女性の心理分析を綿密にして世の中のマーケティング戦略は動いているのだと感じた。自分が買い物をする際に惹かれる部分がよく似ていた。

megumi

はる

 確かに理想の状態を見せられると、ワクワクしますね。
そして自分にぴったりの物も後押しして欲しいですね。
ピンクも何種類もあるってことが印象的

おねま

3冊目『モンテッソーリ教育 ハーバード式 子供の才能の伸ばし方』

読んだ人:megumi

【内容】
学力だけではない、その子どもだけが持つ可能性を引き出してほしいという思いで書かれた著書。その中で筆者は二つの教育法を推奨している。一つは今、脚光を浴びているモンテッソーリ教育。アメリカではすでにオバマ前アメリカ大統領やビルゲイツなど著名人を多数輩出していることで有名である。二つ目はハーバード大学のハワード・ガードナー教授が提唱している「多重知能理論」である。ガードナー氏は「人の能力はIQなどの単一のモノサシで測れない」「人間は誰しも複数の知能を持っている」と言い、言語的知能、論理数学的知能、音楽的知能などをモノサシにしている。8つ(体、言葉、数、絵、自然、感覚、音楽、自分)の知能を通じ子供だけが持つ才能を多角的に引き出すことを目指している。
才能を伸ばしてあげるには小学校入学までの乳幼児期(0~6歳)が大切と言われており、この大切な時期に親がどのような経験をさせてあげられるかで子供が発揮できる能力は大きく変わってく。本書では家庭でできることを目指して、これらの時代を生きる子どもの能力を目指す40のメソッドを紹介している。

例えば「自然」の知能を伸ばしたい場合は、動物や植物などの生き物を育てる飼育体験や草花で色水あそび、早朝散歩などがある。


【感想】
一人でも多くの子供達の能力を伸ばしたいという強い想いが本全般に散りばめられていると感じた。私自身、0歳と3歳の子供達を育てていく中で非常に役に立つ情報が多く子育てのバイブルになっている。しかし最近は育児に追われてなかなか本を読む機会が無かったため今回の読書会でもう一度育児に関して大切なことを再認識出来て良かった。全てのメソッドをこなす事は難しいが、自然の知能をなるべく伸ばしてあげたい思いが強いので先ずは早朝散歩から実践してみようと思う。

 自然に触れることで育つ感覚、感性を小さいときに経験させる。
子育てを難しくとらえるのではなく、身近な自然に触れることが十分な教育になっていると再確認。

せな

はる

 小さいうちは記憶に残らなくても、自然や五感を感じるところに出かけるの大切なことだなと思いました。

おねま

子供が大きくなってくると自然の中で遊ぶ…例えば水たまりでバシャバシャすること…はどんどんなくなってくる。それが楽しいって思っているうちに沢山経験させてあげたらいいと思いました。そういえばYouTube大学でこの本を紹介していたのですが、間違いがありました。モンテッソーリはハーバードではなくイタリアでマリア モンテッソーリが始めたものです。
 私自身、自分がこども時代に返れたら受けたいのがモンテッソーリ教育なのでとても興味深かった。
「こどもは自らを成長させ発達させる力がある」
この言葉にこどもたちがそれぞれに持っている測り知れない力が既に備わっていて、それが芽を出し花開かせる環境を整えることこそが私たち大人の役割なんだと感じた。

あかね

4冊目『心。 』

読んだ人:はる

・正しい判断は”魂”がもたらしてくれる。
・魂の真ん中にある真我から判断する。

「足るを知る」生き方は自然界がおしえてくれるとは?

善なる動機を持てば成功へ導かれるが個人でも企業でも発展を重ね成功への階段を駆け上ったにもかかわらず
ある時を境に転落の道に転じることが往々にしてある。

回避するためには成長を重ねるに従って「調和」することが大切。

「調和」とは、会社であればまず社員の幸福のために努力を重ね、それができたら次はお客様や取引先そして周りの地域と貢献する対象を広げ社会全体を幸福に導くように尽くしていく。

調和しながら成長していく生き方のモデルは自然界の中にある。

ライオンは狩りをして腹が満たされれば1週間ほどは獲物がすぐそばにいても襲うことはしない。自分たちの食事事情を自分で危うくしてしまうことを知っているから。

アフリカの焼畑農業をしている現地の人も制限なく
森を焼けば自然の再生力を壊してそれが自分たちの首を絞めてしまう、足るを知るという節度を心得ている。

あかねさんから「大人で自ら改善できる方法はありますか?」という質問をもらいました。本の中にその回答は見つけられられませんでしたが、失敗した状況などに、自分がどのような気持ちになっているか振り返ってみるといいように思いました。

 足るを知るという表現に心が浄化されるような気持ちになりました。
必要なもの、ことは必要な時に十分に与えらている。

せな

 社会人時代に読んでおきたかったなと思う一冊
調和の大切さが響いた。

megumi

おねま

想像以上にスケールの大きい話でした。
 拡大、成長の後には調和が必要である。
様々な企業で経営を行ってきた稲盛氏が、経営技術云々の前に自然界の法則を伝えていることに私たち自身が自然の一員であり、人としてまずはどう生きて振る舞うことが大事かということがよく伝わってきた。

あかね

5冊目『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 』

読んだ人:おねま

前知識全くなく、勧められて買ってみた本です。

NVCとは、非暴力コミュニケーション”Non-violent Communication”のことだそうです、心のなかの凶暴性を鎮め、他者を思いやろうとする自然な心地を表現する方法のこと。

NVCは4つの要素で構成されています。

NVCの4つの要素
  1. 観察(observations)
  2. 感情(feeling)
  3. 必要としていること(needs)
  4. 要求(requests)

例えば、

「フィリックス、まるめた靴下がコーヒーテーブルの下に2つ、テレビの脇に3つもあると、お母さんはイライラしてしまうの。みんなで使う部屋はもっと片づいた状態にしておきたいわ。脱いだ靴下は、あなたの部屋か洗濯機に入れておいてくれないかしら?」

これらがNVCの4つの要素が全て入っている言葉です。分解してみると…

1観察(observations)
まるめた靴下がコーヒーテーブルの下に2つ、テレビの脇に3つもある

2 感情(feeling)
お母さんはイライラしてしまう

3必要としていること(needs)
みんなで使う部屋はもっと片づいた状態にしておきたい

4要求(requests)
脱いだ靴下は、あなたの部屋か洗濯機に入れておいてくれないかしら?

4つの要素の中で、「難しいな」と感じたのは、観察と感情。特に感情に関しては、感情を交えて話したらダメかと思っていたので意外でした。

観察と感情は、「評価」と混同してしまうことが多いようです。そして、「評価」ではなく観察と分けるといい。

例えば、「気前が良すぎる」という言葉は、一見観察に思えるけど「昼食を全てあげてしまうなんて私には気前が良すぎるように思える」と観察と自分の評価の部分を分けるといいようです。

 NVC(ノン・バイオレント・コミュニケーション)という言葉を初めて知った。深く学べば、色々なトラブルや問題、悩みが解けていきそうな気がした。

megumi

 以前の上司に「評価をしないこと。今は仕事を覚える意味でよく観察をしなさい」とアドバイスをもらったのを思い出した。
「観察」とは?「評価」とはについて再度理解したくなった。
それは相手が本当に必要としていることを提供できる自分になるための大切な視点。

せな

 NVCには4つのステップがあり、そのステップに即してコミュニケーションを行うことが大事である。そのひとつひとつのステップを見ると、意外と勘違いしてやっていることが多く、また、他者と心から関係を築くコミュニケーションをするには、自分が自分のことを分かっていること、よく見ることや感じることが大事だと気付かされた。

あかね

はる

 会話する時、観察したことと評価が混在しているとそれは評価になる。考えてもみないことでした。意識して会話してみようと思いました。

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