【積ん読解消】開催報告(2020年9月)

「積ん読解消クラブ」の読書会が行われました。
今回の参加者は5名。ジャンルの違う本からいろんな視点の学びがありました。

今日の5冊

1冊目『お父さん、日本のことを教えて!』

読んだ人:あかね

日本は紀元前660年2月11日に神武天皇が建国したと言われている。

日本最古の歴史書である古事記は国民に国の成り立ちを知ってもらうために記され、
日本書紀は諸外国に日本を知ってもらうために作られた。

神道は宗教ではなく信仰である。それは、神道には教祖もなく教義も経典もないからだ。

古事記には様々な神話や神さまが登場する。古事記に出てくる神話では、「神が現れる前に宇宙は存在している」と書かれている。そのため、宇宙を作った人は誰か分からず、特定できないから誰か1人が特別ではない。
それは、すなわち、みんな等しく尊いということだ。

日本には八百万の神という言い方がある。
仏教の仏もキリスト教の神も八百万の神の仲間として捉えている。

日本では、憲法第二十条で宗教的なことを教育に入れてはいけないと定められている。
日本の成り立ちには神話が登場するが、神話は天皇に通じ、神話に通じる神道についても教育では教えられないため、国の成り立ちについての教育が戦後一切されてこなかった。
けれど、国の成り立ちを知ることは、自分の国を愛し誇りに思う気持ちに繋がる。

今、身近なことで日本について知るなら、本を読むだけよりも、近くの神社に行ったり、
その神社について調べてみたり、神社でそこに関わった人々に想いを馳せ感じ取ろうと
することが大事。

日本の美しさを知るには、言葉を意識してみること。
日本には美しい言葉がたくさんある。

今回の本を読んで行動すること
  • お一日参りに行く。
  • 古事記を読む。
  • 言葉を意識して言霊を大事にする
 日本人なのに実は知らなかったた真実が分かって面白かった。神道のお話は興味深かった。

megumi

はる

 宗教と神道の違い興味深い話しでした。他にも知りたい日本のことありそうです。

キリスト教徒なんだけど、初詣など神社へのお参りをしています。矛盾があるように思えていたのですが、宗教ではなく信仰と言ってもらったら「行ってもいいのかな」と感じました。

おねま

2冊目『スピリチュアル美人』

読んだ人:せな

あなたの目の前にあらわれる人は誰もみなあなたに
必要な情報をもたらすメッセンジャー。
あなたの心に波を立てる人は誰もみなあなたの
成長を促す陰のサポーター。

今あなたに必要なのは行動する勇気。
それさえあればあなたの未来と可能性は無限に広がる。

美人になるための具体的な行動の一つに
普段使っている言葉に枕詞を添えると
いつもの言葉がワンランクアップして
美人力が高まる。

 相手を思う気持ちを素直に伝える。
恥ずかしいと思う気持ちは自分に矢印が向いている状態であり、相手の笑顔や相手との関係を今後も大事にしていくことにフォーカスするなら、もっともっとそこを表現してスピリチュアル美人になる!

あかね

 愛されるオーラを出してサポートされる自分になりたい。
そうなる為には「枕言葉」を添えることが大切。私もスピリチュアル美人を目指したい。

megumi

はる

 周りの何気ない一言も私に必要な情報をもたらすメッセージと思って流さないようにしたいです。
素直に気持ちを伝える「無邪気さ」が美人のもと

おねま

3冊目『スタンフォードの自分を変える教室』

読んだ人:megumi

【内容】
抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つ全ての人に読んでもらいたい一冊。
実際にスタンフォード大学で行われた「意志力の科学」という講座を本書にまとめてある。10章から構成されて、各章では重要なポイントを1つ取り上げその科学的な根拠を説明し、それをどうやって読み手の目標の達成に役立てるかについて説明している。
今回の勉強会では第1章目の内容を抜粋して紹介した。

出世も勉強も寿命も「意志力」が決める。意志力が強い人はあらゆる面で優れている

しかし意志力が働かないとき、浪費したり、食べ過ぎたり、時間を無駄にしたり、
かっとしたりそのときの解決策は?脳は一つでも自分は2人いる。
私たちの心の中には2つの自己が存在するのだと。つまり一方の自己が衝動のままに行動して目先の欲求を満たそうとする一方、もう一方の自己は衝動を抑えて欲求の充足をさきのば、長期的な目標に従って行動する。
もうひとりの自分に名前をつける。クッキーモンスターやなまけものとか、おかしなあだ名をつけてみると賢い方の自分を呼び覚ますのに役立つ。

例えば「自然」の知能を伸ばしたい場合は、動物や植物などの生き物を育てる飼育体験や草花で色水あそび、早朝散歩などがある。

【感想】
まだまだ意志力を高める為の方法が書かれてあるので、この本を読んで実践していきたい。私は衝動買いをしてしまうことがあるので、その際は「浪費家」「お金の無駄遣い屋」などあだ名をつけて抑制してみようと思う。

おねま

よく物語で頭の中に天使と悪魔が出てくることがあるけど、実際にあるとは…。もうひとりの自分に名前をつけるなら何かな。なまけもの?

はる

 脳は一つでも心は2人いる!!誘惑にまけそうなとき面白いあだ名をつけたら乗り切れそうな気がします。
 脳はひとつでも自分は2人いるというのがとても興味深かった。
私はお菓子もそうだが、筋トレをここ数ヶ月できてなかったので、『クッキーモンスター』と『ぶよぶよモンスター』と名前をつけて、やめたい習慣を断ち切ろうと思う。

あかね

4冊目『考具』

読んだ人:はる

2003年初版、2016年で初版第36刷、今も書店でみかける人気本。
考えるための道具、それを「考具」と呼んでいる。

【内容】
アイディアと企画は「WHAT」と「HOW」で成り立っている。
大小は関係なく、カタチにすること。

どうしたら「必要な情報」が入ってくるのか?
情報が頭に入ってくる考具の中から2つを紹介。

・フォトリーディング

 「読書」の定義を変えることと、右脳をうまく使う。

  • 自分にとって大事と思える情報を探す。
  • 画像として取り込む。
  • 何度も目を通しておくことの大切さ。

・臨時新聞記者

 専門知識は一朝一夕で得られない。

スピーディーに情報がほしいときは、
臨時の新聞記者になり課題解決のヒントを求めて現場に行って取材する。
話を聞けば聞くほど芋づる式に質問が出てくる。

現場を知っていると企画に説得力が生まれる。

【感想】
紹介されている考具の数は21もあった。アイデアはこうしていくつものツールを使いこなして導き出される。私も考える道具を少しでも増やしていきたい。

おねま

実は何年も前に読んでいましたが、すっかり内容を忘れてしまっていました。今なら何か取り入れられそう。もう一度読み返したい。
 タイトルから興味を注られる本。フォトリーディング方法は時間がない時や集中力を高めるのに効果的だと感じた。

megumi

 本を読む時には漫然と読むのではなく、本と対話し、本に問いかけながら何度も読み返したい。
以前学んだフォトリーディングを活用できていなかったので、もう一度やって生活に取り入れる。

あかね

5冊目『フルライフ

読んだ人:おねま

もう40代。キャリアを積み上げるようなことはあんまり上手くできず、20代の頃とは全く別の業界で働いています。

なので、

「20代は〜をすべき」

「30代のうちに〜を経験しておきなさい」

「そうすれば私のような成功者になれる」

というような本だったら嫌だ、それは焦り落ち込むことになると、好きな石川善樹さんの本ですが手を出さないようにしていました。けれど「人生100年時代、75歳まで働くって考えたら、40歳でもあと35年ある。40代の人にオススメだよ」という話を聞いて読んでみることにしました。

副題は「今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略」。

表紙には

「Qハードな仕事と長い人生の”重心”はどこにあるのか?」

Well-Being×Well-Doing=FULL LIFE

とある。

たとえ時間のスケール(1日〜100年)がいかなるものであっても、変わらぬ時間戦略の本質は、Well-BeingとWell-Doingの重心を見つけることだと考えています。

『フルライフ』

Well-Beingとは「よくあること」。Well-Doingとは「よくやること」。そのどちらかでもなく、両方のバランスをとることでフルライフ(充実した人生)を送ることができるのです。

この本の「はじめに」では、フルライフ(充実した人生)はなにかだけでなく、反対の人生を後悔だらけの人生だと考え、人はどんなときに後悔するか考察されています。

Q 後悔が生まれる構造とは?

A AorBで発生する「選択のジレンマ」

 AandBで発生する「総取りのジレンマ」 

『フルライフ』

たとえば、私のような女性で、「結婚して子どもを産むか、仕事に集中するか」の選択を28〜35歳ぐらいで悩む人がいます。私自身、「35歳までに子どもを産まないと」と思い、結婚し、Web制作の勉強中に出産をしました。その後は、しばらく就職できずフリーランスで働いていました。

子どもを産むことができたという満足感がある一方で、出産がもう少し先だったら、制作会社に就職してもっと勉強を深めることができたのでは?と思うときもあります。また、仕事をしていて、子どもを構うことができない時には、「申し訳ない」という気持ちになることもあります。

私の場合、仕事も子どももと両方を選択することで、どっちも中途半端な気持ちになるAandBで発生する「総取りのジレンマ」を感じてしまうことがあります。

一方で子どもを産まずに仕事に集中していても「子どもが欲しかったなあ」と思い、子育てに集中しても「仕事を続けていたら」と選択のジレンマに陥ると思います。

結局、後悔しない人生を送ることは難しく、せいぜいどちらかの後悔を選ぶだけしかありません。

その部分を読み、「もう40代。もう間に合わない」という気持ちが薄れました。その後の文章も目から鱗だったのですが、長くなりそうで…また今度の機会に書きます。

 幸福度の数値は苦しい時に助けてくれる人の人数でも測れる。信頼の文化が大切。人とのコミュニケーションをより大切にしたいと思った。

megumi

 人生の選択に置いてどっちにしろ人は後悔するのなら、自分の心が欲する方向を迷わず選んでいきたいと思った。
また、周りの方々との対話を大事にし、信頼を築いていこうと改めて感じた。

あかね

はる

 人生をフルに生きるヒントが他にもたくさんありそうで読みたくなりました。

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